指が開かない!ギターのストレッチを簡単解決!

ギターに手の大きさは必要か

「手が小さいからギターに向いていないかも」そう思っている方も多いのではないでしょうか。
もちろん桁外れに手が大きいと(アランホールズワースなど)、特殊なプレイも可能になりますが、ギターを弾くのに手の大きさはあまり重要ではありません。
大切なのは自分の身体の使い方を理解する事です。

手が小さいから出来ないかな、と思ってしまう1つがストレッチです。
指と指を大きく広げなければ届かないフレーズにどう立ち向かうか。

手の形を作っていきましょう

それでは早速本題に移りましょう。
手を「パー」の形にしてみてください。指と指の隙間はどのくらいでしょうか?


では次は、バスケットボールやスイカなど、大きな丸いものを持つイメージで手を丸く開いてみましょう。

手の形は大きなボールをつかむ形

親指と小指の位置で比較してみると、丸い手の形では180度まで広がっている事が分かります。あとはこの手の形のまま、ギターに手を差し込むだけです。
ポジションにもよりますが、ちょうど中指と薬指の対面くらいの位置に親指をネックにつけるだけで、大きくストレッチする事が出来ると思います。

写真では3フレットから9フレットまで押弦しています。

手首の角度

この時注意していただきたいのは手首の角度です。ストレッチフレーズだけでなく、そもそもギターの演奏時手首がグイっと曲がる事はありません。手首が大きく曲がればそれだけ負担がかかりますので、腱鞘炎も引き起こしやすくなってしまいます。
腕と手首はなるべく一直線に、楽な姿勢になるようにしましょう。

手首を曲げてしまうと腱鞘炎を起こしやすくなります。
上手な体の動かし方を見つけると、手首を曲げずに演奏することができるようになります。

以前ディズニーランドの元ダンサーさんと一緒にお仕事をしていた時に聞いた話ですが、パレードの振り付けでゲストに向かって手を振る動きがある時には、なるべく遠くのゲストにも手が大きく見えるように、同じく手で大きなボールを持つような形にする。と仰っていました。
身体の動かすプロも同じ考えだった。と少し嬉しかった記憶があります。

うまくいかなくても、解決の方法はたくさんある

もちろんギターを弾いていくと、どうしても自分の身体で演奏できないプレイも出てきますし、ご病気やお子様など、どうしても手が届かないという方もいらっしゃいます。

自分にできないプレイは運指(うんし)を変えれば解決する事がほとんどですし、いざとなったら右手を使う方法もあります。(そもそもプロの運指を真似すれば、できないプレイが多いのも当然です)

この記事を読んで、少しでも手のお悩みが解消された方がいれば幸いです。
これからもギターライフを楽しんでください!

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